シニアがスマホ利用時のトラブルを防ぐには

スマホのトラブルでは、契約時におこるもの、またスマホを実際に利用して起こってくるものがあります。今回は後者についてです。

シニア(高齢者)の方は、スマホの操作に慣れていないため、タップミスなどの誤操作、スマホに関する予備知識がないために、巻き込まれるトラブルが出てきます。

トラブルに巻き込まれないように、基本的なスマホの使い方をしっかり覚えることも大切です。

スマホを利用するにあたって起こるトラブルには以下のようなものがあります。

○ ネット通販トラブル
○ フィッシング詐欺
○ 振り込め詐欺
○ 架空請求詐欺

シニア(高齢者)が起こすネット通販トラブルとは、タップミスにより、間違った商品を購入したり、同じものを複数購入するケースは跡を絶ちません。

その他に無料サンプルを頼んだはずなのに、定期コースに入ってしまうなども事例が多いようです。このように操作ミスや商品、サービス内容をきちんと理解できないまま、購入してしまったりすることが多いです。

操作ミスによる、トラブルを防ぐのは、何よりスマホの使い方をマスターすることです。それで大部分防ぐことができるようになります。また契約自体を解除したい場合などにつては、後ほど記述しますのでそちらを参考にしてください。

フィッシング詐欺は、偽の銀行やカード会社のウェブサイトに誘導し、クレジットカード番号などを入力させることで、カード情報をだまし取る詐欺です。

銀行やカード会社を騙る業者からメールやSMSで連絡が入り「今すぐカード情報を入力しなければカードが使えなくなる」などといい、焦らせます。

詐欺業者はこのような言葉で焦燥感を煽るため、高齢者は本物そっくりのウェブサイトであることから騙されてしまいます。

基本、銀行やカード会社から、そのような連絡はこないことを事前に伝えておきましょう。

「振り込め詐欺」は、あらゆる口実を用いて金銭を振り込ませる詐欺です。振り込め詐欺には、家族のふりをして金銭を振り込ませるオレオレ詐欺、還付金があると嘘をつきお金を振り込ませる還付金詐欺などが存在します。

還付金詐欺は、常に連絡をとりながらATMを操作させる手口のため、スマホや携帯電話を持っているからこそ被害にあいやすい詐欺です。自分の口座に還付金を振り込む手続きしているように見せかけ、実際には自分の口座から別の口座へ振り込ませるよう誘導することが特徴です。

今すぐにATMを操作しなければ、還付金を受け取れなくなると言われることで、冷静に判断できなくなります。

高齢者(シニア)には、このような詐欺があることを事前に伝えておき、連絡があった場合は家族に確認を取るようにしておくことが大切です。一人で何でもやらないようにしてもらうことが重要です。

振り込め詐欺はあらゆる手口があるため、家族でも注意喚起をして情報を共有しておきましょう。コミュニケーションをよくとっておくことがトラブル防止になります。

ショートメールサービス(SMS)機能で身に覚えのない高額請求をされたり、送られてきた動画を再生したら料金を請求されたりする詐欺が近年横行しています。

また、通信販売会社を名乗る送信元から「1年以上前に再生した動画の料金が支払われていないため、法的措置に移行する」などと記載されたメールが届き、料金をだまし取る手口も。大手通販サイトなどの企業名をかたる詐欺業者がいることも注意として徹底しておきましょう。

いずれの場合も料金を支払う必要はなく、支払いはもちろん、届いたメールは無視して問題ありません。何度も請求されることがありますが、無視し続けましょう。

確認のために、相手に連絡を取ると、こちらの個人情報が洩れる恐れがあるので、自分から連絡するのは避けましょう。