シニアにスマホの使い方を教える際、つまずくポイント

シニア(高齢者)に、スマホの操作を教えなる際は注意しないといけない点があります。
○ 難しい単語を使わない
○ 高齢者(シニア)自身に操作をしてもらう
○ スマホは完成形でなく、自身に合わせられるもの
○ IDとパスワードををしっかりと管理してもらう
○ スマホを使い終わったら、スリープ状態(休止状態)に戻す習慣をつける

では、順番にみていくことにしましょう。

最初の難しい単語は使わないですが、シニア(高齢者)にとって、スマホに利用される言葉は見に覚えのない言葉や単語になっています。そのことだけでも学習能力が落ちてしまいます。

ですから「アプリ」であれば、「種類」、「機能」のこととか、「アイコン」は「図形」、「マーク」とシニア(高齢者)に馴染みのある言葉に言い換えながら説明するだけで理解度が上がるといわれています。単語の言い換え、是非試してみてください。

シニア(高齢者)自身に操作をしてもらう。これは教えてもらったことを、メモに取りたがって、全然操作を後回しにされる方がいるのですが、何らかのアクシデントで、アイコンの位置が変わってしまうなどがあれば、もうそれだけで使えない状況になってしまいます。

そうならないためにもメモに頼りすぎないように、自分自身の手で操作をやって、覚えるやり方がいいと思います。

スマホは最初は、完成形ではないということ、使う人によって機能をつけたり、省略したりすることができるものということを理解してもらい、やり方も、必ずしも一つではないことを知ってもらう。

IDとパスワードは、スマホを利用するうえで、何個も管理しないといけないものです。ですから、IDとパスワードを一緒に管理するようにして、できるなら紙にプリントアウトしてあげて、このアプリはこのIDとパスワードを使用していることを理解できるようにすることがいいのではと思います。

紙で管理することの危険性もありますが、貴重品と同様なものなのだということを理解してもらって、厳重に補完してもらうようにしましょう。

最後に、スマホを使い終わったら、スリープモードにするを習慣づけてもらうです。これをすることで意識しないアイコンの位置の変更や誤作動を防ぐことになります。

以上の5つのポイントを踏まえて、シニア(高齢者)にスマホの操作を教えることで、 だいぶシニアの方も理解しやすくなるのではと思います。

とはいえなかなかガラケーからスマホに乗り換えることは難しいでしょう。逆に身内だから、余計にいらつくこともあるかもしれません。

そんな場合は、契約しているスマホ会社の、サービスを利用するのも一つの手です。ワイモバイルの高齢者(シニア)サービスには、スマホのボタンを押すとカスタマーサ−ビスに利用状況が伝わり、状況改善方法を教えてくれるものがあるようです。

こういうサービスも頭に入れて置くと、質問攻撃にいらだたないようになり、より親切な教え方ができるかもしれませんね。